2018年3月6日火曜日

平成29年度 視察研修を行いました(2月16日)


2月16日(金)に平成29年度の視察研修を行いました。
当協議会では、先進的整備活動を行っている地域へ赴き、現地で活動する方々との意見交換や整備地の見学を通じて知識の向上を図り、西山での今後の森林整備に活かしていくために、隔年で視察研修を行っています。


今回の視察先は、大阪府泉佐野市にある「泉佐野丘陵緑地」です。
大阪府内19番目の府営公園として、竹林化が進んだ丘陵地区に整備された「泉佐野丘陵緑地公園(通称えんぱーく)」は、「つくり続ける公園」として、現在もボランティア団体である「パーククラブ」を始め、多くの関係者がかかわりながら整備を進められています。

園内では、園全体の構想をもとにパーククラブによって整備された歩道を通り、竹の皆伐によって整備された広場や、景観が重視された管理竹林などを見学させていただき、維持管理を行う中での竹林との付き合い方や、ボランティア団体として抱える課題などについて、協議会委員とも活発な意見交換がなされていました。






また、森林総合研究所(国立研究開発法人森林研究・整備機構)や大阪府立環境農林水産総合研究所にもご協力いただき、侵入竹の整備手法の試験地も見学させていただきました。竹の生態に関しての説明では、まだまだ未知の部分が多い竹という存在に改めて感心させられ、侵入竹の整備においては根気強く関わっていく姿勢が大切だと改めて実感しました。






泉佐野丘陵緑地では、公園を管理する大阪府岸和田土木事務所だけでなく、多くの方がかかわり、自分たちでつくり続けていくために、それぞれが試行錯誤し、竹林とのかかわり方を模索しながら取り組んでおられました。
竹林と上手く付き合っていくために、どのような意識と整備が必要となるのか、西山における侵入竹の整備について考える良い機会となりました。

今回の視察研修で学んだ内容を活かし、今後の協議会事業に取り組んでいきたいと思います。



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